危険な偽物

私たちのまわりには、偽ブランド品、偽札、偽造チケット、海賊版商品、偽医薬品など様々な偽物があふれており、多くの人が被害を受けています。その中で最も危険な偽物は、偽の宗教、偽の神と言えるでしょう。新興宗教にだまされて深刻な金銭的被害をこうむったり、人生が狂わされてしまう人もいます。安倍前首相の銃撃事件以降、その危険性を多くの人が感じているのではないでしょうか。偽物には本物のような救いはなく、肝心な時に何の役にも立ちません。私たちは、偽物にだまされてはなりません。

本物を見分けてください

ある人たちは、偽の宗教、偽の神にだまされることを恐れて、本物の神様がご存在されること、人間の生きる目的、死んだ後で自分がどこに行くのかなど、人生の重大問題について考えることまで避けようとします。そして本物の神様の救いを持たないままで生き、死を迎えていくのです。これは極端であり、あまりにも残念な悲劇です。偽札に警戒するあまり本物のお金を一切持たないことが極端であるのと同じです。偽物と本物の神様を見分けて、本物の救いを求めることが大切です。

どの神様が本物なのでしょうか?

偽物は、本物があって初めて存在するものです。また価値のある大切なものほど、偽物が出回ります。ですから偽の宗教や偽の神が出回るのは裏を返せば、本物の神様がご存在されるからであり、神様が全人類にとって絶対に必要な大切なお方であるからなのです。

ではどのようにして本物と偽物を見分けることができるのでしょうか。

①本物の神様は人間を造ってくださった創造主です

「人間は、自分のために神々を造れるだろうか。そのようなものは神ではない」(聖書 エレミヤ書16章20節)

「このわたしが地を造り、その上に人間を創造した。……わたしは主。ほかにはいない。」(聖書 イザヤ書45章12~18節)

日本には、蛇、鳥、犬、狐、人間など、様々なかたちをした神々があります。また死んだ人や生きている誰かを神や仏として崇めます。しかし、これらはすべて人間が考え、人間が作ったものです。ちっぽけな人間に偉大な神様を作れるはずがありませんし、人間が神様になるはずもありません。人間が作った神はすべて偽物です。本物の神様は人間をお造りくださった創造主です。そればかりか全宇宙の創造者であり唯一の神、最高主権者です。私たちは、この神様から命を与えられ、日々生かされているのです。この神様を恐れ敬わなければなりません。

②本物の神様は正しく聖いお方です

「わたしのほかに神はいない。正しい神、救い主、わたしをおいて、ほかにはいない。」(聖書 イザヤ書45章21節)

罪ある人間の考え出した神々は、人間と同じような罪深い神々です。神が浮気をしたり、神が嫉妬をしたり、神が酒に酔っぱらったりします。そして、お金さえ出すなら、願い事を聞いてくれるというのです。そのような神々は本物の神様ではありません。

聖書が教える本当の神様は、正しい神であり、罪を憎み、罪を裁く神です。神様は完全に正しいお方です。善悪の基準は神様が定めておられます。この神様の前で一つも罪がないと言える人はいません。すべての人が有罪です。ですから本来なら、すべての人は死後に神様によって裁かれて、永遠の地獄へ行かなければなりません。

③本物の神様は愛と恵みに満ちたお方です

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(聖書 ヨハネの福音書3章16節)

本物の神様は、あなたを愛しておられます。あなたが地獄に行くことを決して望んでおられません。そこで神様は、ひとり子の神であるイエス・キリストをこの世に遣わされました。

イエス・キリストは、あなたが犯したすべての罪を背負いあなたの身代わりに罪の刑罰を受け十字架で死なれました。さらに死後三日目によみがえり、ご自分が神であることと、信じるすべての人に罪のゆるしと永遠のいのちを与える救い主であることを証明してくださいました。

ですから誰でも神様の前で自分の罪を認め、イエス・キリストだけを信じるなら、信じるだけで救われます。永遠の地獄から救われて、神様が待っておられる永遠の天国に入ることができます。お金も儀式も修行も必要ありません。恵みで救ってくださいます。これが本当の神様の救いです。

救いのために、お金、善行、修行を要求するものは商売であり偽物です。ぜひイエス・キリストを信じて、あなたを愛しておられる本物の神様の救いを受け取ってください。

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